自動車評論家という人種

今日は出張で三重の安芸郡まで行ってきました。
で、昼食のため喫茶店に入ったんです。
そこで自動車雑誌を読んだのですが・・・。


内容は、ミニバンを集めていろんな比較テストをするというもの。
テスト内容は車内の広さの比較や使い勝手などについてなのですが、
箱根(か、どこか)の峠道を走らせてのインプレッションもあった。
また、0→200mのタイムを計っているのもあった。


そこで思ったんですが、本当に峠での走行テストに意味があるのか?
という点。やれ「ちょっとアンダー傾向で・・・」とか「フロントの
接地感が・・」とか言ってる。ちょっと待ってよ、峠なんか走らんって、
ミニバンなんかで。そういう性格の車じゃないよな。この記事読んだ
どっかのおっさんが「峠をファミリーで攻める!よーし!パパ買っちゃうぞ!!」
って言うのを期待してるのか(笑)。日野「スーパードルフィン」10t車で
キョウセイ走らせて「タイムが出ない」って言うのと同じくらい
意味が分からん。
0→200mのテストなんて、街中使いでは3000回転以上使わないから
これも全然意味無しと思う。


もっと、その車の性格、コンセプトを理解した上でテストして欲しい。
例えば車内の広さを第一にコンセプトに、売りにしている車なら、
そこだけ評価すればいい。車内寸法を測ればいいじゃん。
乗り心地重視の車なら、街中ばっかり走行して車内の振動でも
評価をすればいい。ワイングラスの中の水の揺れ具合でも調べれば?
そんな車は、峠のアンダーステアなんて全く意味が無い。


確かに毎月の雑誌のページを埋める記事を書くのは大変だ。
だけど素人読者で車の購入を考えている人は、評価の点数が1点でも
低ければそれを敬遠する人もいるだろう。だから自動車メーカーも必死。
評論家に悪い印象を持たれなくないし、逆に評論家も悪い記事を書いて
メーカーからそっぽを向かれたら大変なので悪い事はあんまり書かない。


外車バンザイの評論家はビッツとベンツを比較し、「だから日本車は
だめなんだ」みたいな事を言う。はぁ?。モータースポーツ系の
評論家はやたらとサスペンションやエンジン、駆動系をあれこれ言う。
「こっちはちょっと中速トルクが・・」って、中年おばちゃんが乗って
分かると思ってんのか?。


筑波かどっかのサーキットに車集めて、タイムを競うってのもある。
これも同類。何を言いたいんだろう?。
メーカー広報車両のコンピューターチューンの良否でタイムが
決まったりしてね。


で、僕は何を言いたいかというと、特に何もない(笑)。
以前から気になってた事だったんで・・・。